車中泊で必須なサブバッテリー!!
業者に頼むと楽でいいけど非常に高額!でも自分でDIYすると最安2万円程度から、愛車をサブバッテリー搭載の快適車中泊仕様にすること可能です。
でも、配線がよくわからない!!
ネットに乗ってる配線図は全部複雑だし。。
ですよね!!
そうなんです。ネットに出ている配線図は、DIY上級者の複雑な配線ばかり。
この記事では、ステップで、シンプルな配線から順番にサブバッテリー搭載のための配線を可能な限り理解できるように記載していきます。
最初に、ボディーアースの意味だけは、以下の記事で事前に理解をお願いします。
ステップ0 :何もない状態
まず、最初のステップは車の初期状態です。
オルタネーターとバッテリー
最新のテスラはじめとした電気自動車の構造やよくわかりませんが、ほとんどのエンジンを搭載した車はエンジンで発電機を回して電気を作り、電池に電気を貯めます。この発電機をオルタネーターといい、電池をバッテリーといいます。
この電気で、ヘッドライトや室内灯を付けたり、カーナビを動かしたりしているわけです。
「オルタネーター(発電機)」+「バッテリー(電池)」はほぼすべてのエンジン式の自動車に搭載されている基本装備になります。
ステップ1:置くだけ & 家で充電
ステップ1-1:置くだけ (13,000円程度)
まず単純にサブバッテリーを車に置いてみましょう。そして、サブバッテリーで動かしたいものを置いてみましょう(ここでは冷蔵庫)これが一番シンプルな例です
車(オルタネーターやメインバッテリー)と何もつながってないじゃん!
そうなんです。別に車とつなぐ必要はないんですね。これだけで、車のメインバッテリーを消費せずにサブバッテリーを使えます。
でも、このままではサブバッテリーに充電ができません。
当たり前ですが、充電しないとサブバッテリーは使えませんので、次に充電する仕組みを考えてみましょう。
ステップ1-2:家で充電(サブバッテリーチャージャー)+10,000円
では充電する仕組みを考えてみましょう。
1つは、家で充電してから車に積み込む案です
車内でつながなくても、家庭用のコンセントからバッテリーを充電すれば、簡単に充電できちゃいます。
出発前に自宅のコンセントからバッテリーを充電する
これを担ってくれるのが
バッテリーチャージャー
という、機械です。
家庭用のコンセントから車のバッテリーを充電する機械は15,000円程度で販売されています。走行中に充電しなくてもいい!という方はこれでも大丈夫です。
サブバッテリー+バッテリーチャージャーで、合計27,000円程度から始められます
(※ケーブル代除く)
でも、まだ車(オルタネーターやメインバッテリー)と何もつながってないじゃん!
その通りです。ただ、これでも実用に耐えれます。
実は、この接続状態って、最近はやりの「モバイルバッテリー」と同じ状態です。
ハイエースでAC100のコンセントがついている場合、これで走行中の充電もできちゃいます!!
ステップ2:走行中充電(+10,000円)
やっぱり、走行中に充電する配線を知りたいな
ステップ2では、走行中充電できる仕組みの配線をご連絡します。
このステップ2の配線が、サブバッテリーの一般的な最小構成です
ステップ2: アイソレータの導入
車の発電機から、メインバッテリー同様に、サブバッテリーにも走行中に充電されるような回路図をご紹介します。
とはいえ、エンジン始動にも使うメインバッテリーが最優先。メインバッテリーの電力がなくなってしまうとエンジンもかけられません。つまり、エンジン停止中に使っている冷蔵庫などが、メインバッテリーの電力を消費してはいけません。
走行中には、メインバッテリーを優先して充電する。メインバッテリーが十分充電されているときにのみ、サブバッテリーを充電する
サブバッテリーから使う電化製品(冷蔵庫)などが、メインバッテリーの電力を消費しないようにする。
この2つの役目を担ってくれる機器が
アイソレーター
という機器になります。アイソレーターの機能を「リレー」という部品を使って、半ば自力で実施する方法もあるのですが、アイソレータを導入するのが一番簡単です。
その際の回路は、以下のようになります。
一般的にアイソレーターには、メインバッテリー・サブバッテリーの各々「+」と「ー」を差し込む4つの端子があります。
アイソレーターはサブバッテリーチャージャーなどとも呼ばれ、10,000円前後から購入可能です。サブバッテリー12,000円+アイソレータ-10,000円で、約22,000円程度から走行中充電ができるサブバッテリーシステムを構築可能です(※ケーブル代除く)
ステップ3:インバーターの導入
普通の家庭用コンセントも増設したいんだけど、どうすればいいのかな?
自動車のバッテリーはDC12V電源というものです。車載用の冷蔵庫などは12V電源で動くようになっており、サブバッテリーから直線、コードを接続したり、「シガーソケット」から電源を取ることが一般的です。
シガーソケット用のコンセントはこういうものです。
一方で、家庭用のコンセントはAC100Vです。
家庭用のコンセントに対応した機器を使うには、自動車のバッテリーのDC12VをAC100Vに変換する装置が必要です。
自動車バッテリーのDC12VをAC100Vに変換する
この役割を担う機器が
インバーター
です。
またインバーターには、家庭用のコンセントがついていることが一般的ですので、インバーターを付ければそこに直接、電化製品のコードを差し込むことができます。
STEP2の配線図にインバーターを追加したのが以下の図になります
ほかにも電圧計や電流計をつける。またソーラーパーネルを乗せるなど、いろいろ工夫がありますが、一般的にSTEP-3までできれば、立派に「サブバッテリー完全搭載」といえるでしょう
インバーターは使う電力量によって、価格が大きく異なります。また、DC12V→AC100Vに「きれいに変換するもの(正弦波)」は高価で、それっぽく一応電化製品が動くように変換するだけのもの「矩形波・修正正弦波」は比較的安いなど、価格差も結構あります。
ネットでは正弦波+1000Wクラスの高出力のものが10,000円程度からありますが、こちらはあまり安いものはオススメできません。
400W程度のものであれば、それなりの製品が10,000円程度で購入できます
バッテリー12,000円
アイソレータ-10,000円
インバーター10,000円で、
約32,000円程度から走行中充電ができる立派なサブバッテリーシステムを構築可能です
(※ケーブル代除く)
コメント
非常に分かりやすい説明でありがとうございました。