ハイエースの定番カスタマイズの天井の「制振」・「防音」・「断熱」です。
業者にお願いすると10万円以上は掛かるので、
DIYする人が多いカスタマイズの一つではないでしょうか?
今日は定番の方法と、
Youtubeや、BLOGで天井断熱を
公開されている情報をまとめます!
なぜハイエースユーザーはデッドニングするのか?
ハイエースの天井には・・
制振材や断熱がほとんど入っていません。
鉄板=車体と、内張の間に、
薄いニードルフェルトが入っているだけ
です。
特にハイエースの天井は非常に大きく、1枚の鉄板でできています。
そのため、
雨の音が非常に響きます。
大きな鉄板で響いた音が、そのまま車内に入ってきます。
そして、
夏は車体の熱さが、冬は外の冷たさ
がダイレクトに車内に伝わってきます。
(黒の車体での夏の車中泊はかなり大変です!!)
これを解決するために、
天井の「制振・防音・断熱」
をDIYされる方が多くいらっしゃいます。
定番の手法
制振&断熱の定番の方法は
内張りをはがして
①天井と梁をコーキング
②天井に制振材を貼る
③天井に防音/吸音材を貼る
④天井に断熱材を張る
の4つのステップが一般的です。
③と④は1つでまかなう場合が多いですね。
この制振材や断熱材の選び方が一つのポイントです。
「価格」や「施工のしやすさ」、「効果」などでいろいろな選択肢があります。
コーキング
ハイエースでは最低でも2本は必要です。記事によっては6本使ったという方もいらっしゃいます。
また、このようなコーキングは、コーキングガンというものを使って実施します。
これをお持ちでない方はこちらも用意が必要です。数百円なのでケチらず買っちゃいましょう。
制振材
コーキングが終わったら、制振材を貼ります。
制振材とは、大きなハイエースの天井が、ボヨンボヨン響くのを抑えるものです。
制振材は、振動を熱エネルギーに変えることで、車内の騒音を低減させる仕組みなので、制振材は天井に密着して貼るものが一般的です。
また、様々な制振材の製品がありますので、値段などと相談しながら検討いただければと思います。
代表的な商品をご紹介させていただきます。
レアルシルト【制振材①】
レアルシルト概要
制振材の定番はこちら。車の制振のために開発されたシートです。
樹脂系の制振材となっており、
定番のアスファルト系や、ブチルゴム系のものは、
貼ったあとにどうしてもうまく剥がせないのですが、
こちらはきれいにはがせます。
裏が粘着テープになっているので、切って貼ってしていくだけです。
全面にびっしり貼る必要はなく、表面積の30%~70%埋めればよいということです。
また、耐熱温度80℃で熱くなる天井にも向いていますね。
8枚セットで販売されていますが、レビューを見ていると
ナローボディ(標準ボディ)で8枚セットでギリギリ。
できれば少し買い足したいところです。
ワイドは16枚セットを用意したいところです。
楽天でハイエース用キットとして販売されているお店もありますが、そのお店の場合
ワイドボディ16.5枚分、ナロー(標準)ボディで11枚分で販売されています。
レアルシルト費用概算 | 標準:約20,000円/ワイド:約22,000円
表面積の70%となると、
ワイドボディで28枚(44,800円程度)、標準ボディで24枚(38,400円程度)も
必要になりますが、実際は以下の枚数程度(30~40%程度)で施工されている方が多いです。
ナローボディ:12枚程度 約20,000円程度 (35%)
ワイドボディ:16枚程度 約22,000円程度(41%)
※施工方法により必要枚数は異なります
レアルシルト施工事例 [使用枚数ごとの施工例まとめました】
レジェトレックス【制振材②】
レジェトレックス概要
レアルシルトが高すぎるという方に人気の制振材がレジェトレックスです。
ブチルゴム系制振材なので、貼った後にはがすと、
ゴムが本体に残ってしまう可能性があります。
レアルシルトは燃えにくいですが、
レジェトレックスは「よく燃える」ようです。
防火を気にされる方は、この辺も考慮されればと思います。
レアルシルト同様、裏面が接着シートになっているので、
貼るだけでOKなので、施工性は良いです。
レジェトレックスは、1枚1000mm x 500mmの大きなサイズが1枚1400円程度で販売されています。
レジェトレックス費用概算 | 標準ボディ4,200円 ワイドボディ5,600
ナローボディ:3枚程度 約4,200円程度 (37%程度)
ワイドボディ:4枚程度 約5,600円程度 (43%程度)
※施工方法により必要枚数は異なります
レジェトレックス施工事例 [使用枚数ごとの施工例まとめました】
ノイサス【制振材③】
ノイサス概要
車のデッドニングを専門に展開されている、
「デッドニング・防音工房」から発売されている製品です。
発売元が「レジェトレックス類似品」と言っているように、
レジェトレックス同様にブチルゴム系の製品です。
レジェトレックスの比重1.4に対してノイサスは比重2.7
と高比重ですので、遮音の性能差は2倍!というのがウリです。
レアルシルト・レジェトレックスと比べると
認知度は下がりますが候補として考えてもいいと思います。
販売サイズは1枚 200mm x 490mm x 2mm
とレジェトレックスよりも小さいです。
ノイサス費用概算
ナローボディ:15枚程度 約18,000円程度 (37%程度)
ワイドボディ:20枚程度 約24,000円程度 (43%程度)
※施工方法により必要枚数は異なります
断熱材
制振材は、鉄板にピッタリ張り付いて鉄板の振動を抑える役割があります。
一方で、厚みは2mm程度しかないので断熱効果は期待できません。
断熱は、羽毛布団のように「動かない小さな空気の層たくさん作る」ものですので、
厚みが必要になってきます。
東レ ペフシート【断熱材①】
東レペフシート概要
優れた断熱性をもち、断熱材として多く使われる材料です。
また、防水性・防湿性にも優れています。
後に紹介する、グラスウールと違い、裏面が粘着シートになっています。
制振材同様に、貼り付けるだけでOKです。
一方で、粘着力が非常に強く、それに手こずるというコメントが多くみられます。
厚みが 3mm / 5mm / 10mmなど様々な厚みがあります。
天井には、10mm厚を利用されている方が多いです。
東レペフシート費用概算
天井施工で、「5m」を位を利用されている方が多いです。
5mで18,500円程度
東レペフシート施工事例 [使用枚数ごとの施工例まとめました】
グラスウール【断熱材②】
グラスウール概要
住宅の壁に使われる住宅用建材のグラスウールです。
メリット:
①断熱性能が良い
②安い
デメリット:
①水分に弱い
②施工性が悪い(天井の場合)
が大きな特徴です。
いろいろな会社から出ていますが、アクリアマットが一番有名でしょうか。ホームセンターでも容易に入手可能です
グラスウール費用概算
1つのサイズが、450mm x 2880mm 程度のサイズが一般的で、約5枚程度必要です。
5枚程度でカバーできますが、1巻き8枚セットで売られています。
また、厚みは5cmのものを利用される場合が多いです。
8枚で3,500円程度
東レペフの1/5くらいの価格で施工可能です
グラスウール施工事例
準備中
ポリスチレンフォーム【断熱材③】
ポリスチレンフォーム概要
グラスウール同様に住宅の壁に使われる住宅用建材のポリスチレンフォームです。
「スタイロフォーム」という製品が有名ですね
メリット:
①断熱性能がよい
②安い(グラスウールよりはちょっと高い)
③水分に強い
デメリット:
①施工性が悪い(天井の場合)
ポリスチレンフォーム費用概算
910mm×1820mmで販売されており、20mm厚を利用されている方が多いです。住宅用で分厚いものが多いので注意が必要です。ホームセンターで販売されているものは分厚いもののみの場合も多いです。
枚数は、天井施工で4枚程度必要です。
4枚で5,000円程度
東レペフの1/4くらいの価格です
ポリスチレンフォーム施工事例
準備中
シンサレート吸音断熱材【断熱材④】
シンサレート概要
シンサレートは3Mが開発したマイクロファイバーの高機能中綿素材です。
ダウンジャケットや布団に「ダウン・羽毛」の代わりとして使われることが多い素材で、これをハイエースの断熱に使われる場合があります。
このシンサレートのシリーズに自動車用の吸音残熱材として販売されているシリーズ(TC1503)があります。
断熱と吸音を同時に出来るのがメリットです
シンサレート費用概算
1枚500mm x 1520mmで、約6枚~7枚必要で、1枚3000円程度です
7枚で21,000円程度
シンサレート施工事例
準備中
アルミマット【断熱材⑤】
アルミマット概要
ホームセンターや、アウトドアショップで多く見るアルミシートです。
銀の表面と水色のスポンジのあれです。この素材で保冷バッグが作られいてるのを見たことある方も多いのではないでしょうか?
手軽に入手でき、安い断熱材として、アルミマットを断熱材に利用される方が多いです。
アルミマット費用概算
ネットで入手できる値段で記載してみます。
60cm x 180cm程度で約700円です。これが約6枚程度必要な計算になります。
6枚で4,200円程度
アルミマット施工事例
準備中
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